中途採用の面接の場で採用される為に絶対に気をつけるたった1つの事

転職における面接は、転職志望者と企業との接点を確認する場。言葉をかえるならば両者のお見合いの場です。

企業からの視点で言えば、採用基準を満たし、さらに活躍してくれる人材を希望しています。

志望者からの視点で言えば、転職するまでに至った、今抱えている問題を解決し、さらに条件の良い会社を希望します。

そして、両者の思惑が一致してはじめて、転職が成功という運びになります。

言葉にしてしまえばとてもシンプルで、両者対等に思える中途採用の転職活動。しかし、事実は全く異なり企業側が圧倒的優勢という立場で中途採用の面接が行なわれます。

では、そんな面接を優勢に進めるのには、どのようなことに気をつけ話しを進めていけば良いのか。今回はそんな話しをしていきます。

面接の場では必ず結論からこたえる

面接の場では、必ず結論からこたえるようにしてください。理由付けは結論を述べた後から、または面接官から質問があった際に話すようにつとめて下さい。

イチに結論、ニに結論です。

結論から話すのはビジネス上のコミュニケーション能力のひとつです。端的に、わかりやすく結論からのべ、その結論に至った理由を後からのべる。これは面接における鉄則です。

そうは言えど、なかなか結論から話すことが難しい場合もあるかと思いますが、それでも結論から話すように心掛けてください。

面接の場で結論から話すことができないと不採用理由につながる

中途採用に関わらず、企業の募集要項でよく目にする項目のひとつが「コミュニケーション能力」です。ほぼ全ての企業が最低限求めるスキルに「コミュニケーション能力」をあげます。

共通して言えることは、結論から話すことが出来なければコミュニケーション能力がないとみなされ「採用見送り」の理由につながります。

企業が採用を見送るその他の理由については「現役転職エージェントが明かす転職の面接で不採用になる理由57選」を別途ご参照ください。

しかし、このコミュニケーション能力という言葉、非常に多くの要素を含み持ち奥が深い言葉です。

そして、このコミュニケーション能力という言葉は、誰もが持ち合わせているスキルに思えて、実はそうではない曖昧なスキルです。

コミュニケーション能力は、業界、企業により意味が違う

では、コミュニケーション能力とは一体何なのか。

これは一概に言うことが出来ません。企業が言うコミュニケーション能力とは、詳細に見れば業界、企業によって違いますし、もっというなら、部署によっても違います。

それらを包括した意味で、一括りでまとめあげ、ひと言で最低限必要なスキルを「コミュニケーション能力」と募集要項に記載しています。

募集要項など、企業の動向から企業が求めているものを紐解き、企業に必要な人材だと思ってもらう・・・それこそがコミュニケーション能力であると片付けることも出来ます。

「コミュニケーション能力」とは企業側にとって非常に都合の良い言葉なのです。

面接官は面接の素人であり、自己中心的

結論から話すことは意外に難しい行為です。それは面接官にも如実に現れています。

面接に何度かのぞんだことがあるのなら、すでに実感としてあるかと思いますが、面接官は結論から話すことを求めるのにも関わらず、面接官自体が結論から話すことが出来ていません。

自分のことは棚に上げて、志望者には結論から話すことを求めているのです。

また「転職の面接を担当する面接官は「面接のプロ」だという誤解」でも話した通り、面接官は決して面接のプロではありません。その実態は、限りなく素人に近い存在です。素人とプロの違いは何かと言えば、機械的に判断するのか、感情的に判断するのかの違いです。

ある一定の基準に従い、感情を交えずに採点するのがプロ。一方で機械的に処理をしようとしながらも、感情に左右され、採用、不採用を判断するのが素人です。

面接はほとんどの企業で、素人の面接官が採用を判断しているということを肝に銘じてのぞんでください。

面接では必ず結論からこたえる

これが今回伝えたかったことです。

意識していてもなかなか難しいのですから、実際に面接の場で、それを実行しようとするとさらに難しいことに気がつきます。

また普段の何気ない会話で出来ていることも、面接の場ではなかなか思うように行かないことがあります。

勝負は時の運と言いますが、それは面接官との相性に左右される場合もあるので、仕方のないことだときっぱりと諦めることも必要です。

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