採用担当者の心を鷲掴みにし書類選考を突破する履歴書の書き方

藤田です。

今回の記事ではより詳しく、履歴書の書き方について触れていきます。

前々回、私が書いた「【書類選考】採用担当者にウケる履歴書の書き方」と類似する部分もあるかと思いますが、今回はよりひとつひとつの中身について具体的に記載していきます。

履歴書はそこまで重要視される書類ではありませんが、思わぬ盲点も多々ありますので、しっかりと書き記していきましょう。

また、あわせて「書類選考を通る為の履歴書と職務経歴書の書き方11ポイント」の記事を読んで頂くと、より理解が深まりますので、一読することをお勧めします。

中途採用の履歴書で採用担当者が見る点

履歴書はあなたの基本データを記すものです。それに対して職務経歴書は、あなたの具体的な経験とスキルを記載し、どのように応募先企業の仕事に活かすことが出来るのかを確認する書類です。

このことから分かる通り、履歴書は職務経歴書よりも見られる書類ではありません。が、採用担当者は事実確認の為に履歴書に触れてきますので、応募段階の書類選考はもちろん、面接でも大事な書類のひとつと位置づけることができます。

履歴書に書かれる内容

履歴書に書かれる内容は、ごくごく基本的な情報です。具体的に中身を見ていくと・・・

1:基本データ

氏名、年齢、住所、電話番号などの基本データを記載する場所です。

2:写真

あなたの顔写真を貼付け採用担当者に、どのような人物なのかイメージを持ってもらう場所です。

3:学歴・職歴

今までの経歴を簡潔に述べ、どのような経験とスキルを持っているのかを採用担当者にイメージを膨らませてもらう場所です。

4:免許・資格

あなたがどのような免許や資格を有しているのか、その資格によって応募先企業でどのように活かすことが出来るのかを採用担当者にイメージしてもらう場所です。

5:志望動機

あなたが何故その会社を志望するのか、その理由を述べる場所です。

6:趣味・特技

あなたがどのような人物であるのかを採用担当者にイメージを膨らませてもらう場所です。

7:備考・本人希望記入欄

上記で触れた内容について他に言いたいことがある場合、この項を使って採用担当者に伝えます。

以上の7点が履歴書に記載されているないようです。

履歴書に書く「基本データ」のポイント

1:氏名

履歴書の基本データは、採用担当者が応募書類を受け取った際、必ず最初に目にする項目です。履歴書の第一印象となる項目なので丁寧に思いを込めて記入してください。

またふりがなはカタカナなのか、ひらがななのか履歴書に書かれている「ふりがな」を確認し、それに沿った形で書いていきましょう。多くの場合は「ふりがな」です。

名前は戸籍通りの名前を書く方が良いでしょう。「沢村」なのか「澤村」なのか、普段は略式を使っていても履歴書には戸籍通りの内容を記載します。

2:日付

郵送の場合は、郵送する日を記入してください。また持参の場合は、提出する日を記入してください。以外と盲点ですが、日付を書く時も同じペンを使用してください。

3:年齢

提出時点での、あなたの年齢を書いてください。

4:住所

「和暦」で書くならば和暦で、「西暦」で書くなら西暦で、どちらかを選ぶことにより、以後、学歴や職歴の欄、資格の欄でも統一します。

必ず都道府県から記入しましょう。

5:電話番号

電話番号は携帯電話だけでも結構です。固定電話番号を書く場合は必ず市外局番から記載してください。

履歴書に貼る「写真」のポイント

応募書類には、履歴書と、職務経歴書がありますが、その中で唯一ビジュアルの情報を伝えることが出来るのが履歴書に貼る写真です。

採用担当者は履歴書に貼られた写真から、その人物は一体どのような人物であるのかイメージを膨らませます。

あまり表情の暗い顔をした写真ではなく、表情が明るい写真を採用した方が、採用担当者の印象が良いことは言う間でもありません。

履歴書に貼る写真のポイントを幾つかあげますので以下の点に気をつけて履歴書にはる写真を選んでください。

1:履歴書の写真の色はモノクロかカラーか

結論から言えば、履歴書に貼る写真はどちらでも構いません。ただし、通常、履歴書はコピーされて複数の採用担当者に回されることを考えると、コピーした時に映える写真を採用した方が良いでしょう。

2:履歴書に貼る写真の髪の毛の色は黒にする

髪の毛の色によって落とされることはないかと思いますが、黒にするのが無難でしょう。中途採用の面接の場は非常に保守的である傾向が多いからです。

企業によっては茶髪だったからという理由で落とされかねません。ですので黒髪で撮るのが採用担当者の印象は良いです。

3:履歴書に貼る写真の服装はダークスーツを選ぶ

履歴書に貼る写真の服装は黒系の濃い色を選びましょう。濃紺でも構いません。なぜ黒色が良いかというと明るい色のスーツを着てしまうと、背景に溶け込んでしまい、写真の印象が弱くなるからです。

4:身だしなみを整える

男性でしたら髭などは剃った方が無難です。

履歴書に書く「学歴」のポイント

履歴書で採用担当者が一番重視するのはこの学歴と職歴です。ここは丁寧に正確に描くようにしてください。履歴書の「学歴・職歴」欄のポイントとしては年と月は間違えないように記入することです。

また履歴書には書かずに済む余計なことは書かないで、アピールできるポイントは積極的にアピールするのが履歴書を書く上での書き方のポイントです。

1:履歴書に書く年号は和暦か西暦か

履歴書に書く年号は、どちらでも構いません。しかし和暦なら、和暦で、西暦なら西暦でと必ず統一してください。また履歴書で西暦を使った場合は、職務経歴書でも西暦を用いると、統一性がとれます。

2:履歴書に書く学歴は高校卒業から記入する

一般的に履歴書に書く学歴は高校卒業の年月から書きます。もちろん企業から指定がある場合はそれ以前も記入する必要がありますが一般的には高校卒業の年月から記入してください。

高校を卒業していない場合は、中学校の卒業年月を記してください。

3:履歴書に書く受験浪人と大学の留年の書き方

採用担当者に撮ってプラスと思われる要素がなければ、特に触れることなく入学と卒業の年月をその通りに記入してください。

1、2年のズレはそれほどマイナスポイントとして評価されません。

4:履歴書に書く中途退学の書き方

履歴書に書く中途退学は年次と学校名を記入し、卒業の代わりに「中退」と書き記してください。家庭の事情などにより中途退学の場合は、カッコ書きの中に理由を書いても構いません。

5:キャリアが浅い場合の履歴書の書き方

第二新卒や、キャリアが浅い場合は大学での専攻や卒業論文などのテーマを記入すると良いでしょう。その際は、卒業論文「○○○○」と記入するとよいでしょう。

多少でも応募する仕事に関連するものがあれば、アピールポイントになりますので記入すると良いですが、アピールのし過ぎには気をつけましょう。

6:履歴書に書く語学留学の書き方

語学留学などで海外へ数年留学していたのなら「○年○月から○年間アメリカへ語学留学」などと書いてください。

7:履歴書には見出しを入れる

履歴書の「学歴・職歴」の欄には必ず見出しで「学歴」や「職歴」を記入しましょう。書き方としては、学歴と職歴を分けるため1行目の中央に「学歴」と記入し、大学や高校を卒業後、就職先の会社名の前に同じ要領で「職歴」と記入しましょう。

8:履歴書に書く学校名は省略しない

学校名は省略せずに正式名称で記入してください。例えば日本大学の場合は日大と記入せずに、必ず正式名称の「日本大学」と記入してください。

また名前が変わった場合ですが、大学名の後に(現○○大学)と記入すると採用担当者がわかりやすくなるので、そのように記入しても良いでしょう。

履歴書に書く「職歴」のポイント

続いて履歴書で採用担当者が最も重視する職歴の書き方のポイントについて伝えていきます。基本は学歴と一緒で極力無駄な表現をせずに簡潔に、またアピールできる部分はアピールすることです。

何度も言いますが、書類選考においては履歴書の中の他のどの項目よりも、この職歴が何よりも重視されます。けれども、現在履歴書は職務経歴書とセットに提出するので、履歴書にはどこまで記載するのがポイントとなってきます。

職歴のポイントとしては、採用担当者に撮って必要な情報がわかりやすくコンパクトに記載されていることが大事です。

履歴書で必要な情報は「どのような業種・会社」であるか「どれほどの期間」働いたのか「どんな仕事」を手がけていたのかの3点です。

一般的には年号の横に会社名を書き、会社名の下の欄に会社の事業内容や従業員数などの企業規模を記入し、その下に業務内容を記入します。

1:履歴書に書く「職歴」は時系列に並べる

職務経歴書は、キャリア式などの書き方によって、時系列で並べなくても良い場合がありますが、履歴書には必ず時系列に並べるようにしてください。

履歴書は職務経歴書と違って、職歴をアピールする場ではありません。あなたが過去どんな会社に所属し、どのような経験やスキルを持っているのかを確認する書類です。

2:履歴書に書く「職歴」は所属部署を書く

履歴書に書く職歴は、あなたがどのような経験やスキルをもっているのかをざっと確認する書類です。なので会社名だけではなく、「部署名」や「配属先」「役職名」「事業内容」などがわかるように記載しましょう。

しかし履歴書に書く内容は、あくまでざっくりとした内容であり、詳細なスキルや売上、実績は履歴書ではなく、職務経歴書で書きます。

3:履歴書に書く「職歴」は事業内容や規模を記入する

会社名だけでは業種が分からない場合は、会社名の下の欄に事業内容や企業規模を記入すると良いでしょう。ポイントは何も知らない採用担当者が、その書類をみただけで、どのようなスキルや経験の持ち主なのかが分かる内容にすることです。

4:履歴書に書く「職歴」にも見出しを入れる

履歴書に書く職歴と学歴の欄は一緒です。どこからどこまでが学歴で、どこからどこまでが職歴の欄に当たるのか、わかるように職歴のはじめには必ず職歴と記載しましょう。

5:履歴書に書く「職歴」には現在の状況記入する

在職中の方なら「現在に至る」などと記入し、退職が決まっている場合は「○月○日に退職予定」などと記入しましょう。

6:履歴書に書く「職歴」には場合によって勤続年数を書く

企業の採用担当者が、採用に至る場合の懸念材料のひとつとして、採用したとしてやめないかどうかということがひとつの判断基準とされます。

なので場合によっては会社名の横に勤続年数を記入すると持続力をアピールするひとつの判断材料になる場合もあります。

7:履歴書に書く「職歴」はアピールをしすぎない

中途採用の職歴は職務経歴書で確認することが主流になっていますので。履歴書では「概要」のようなポイントを記入するのに極力とどめてください。

履歴書でアピールをしすぎるのはあまり好ましくありません。履歴書は必要最低限の情報を記載すればよいのです。

8:履歴書に書く「職歴」は必ず「以上」でしめくくる

職歴の欄にそれ以上書く内容がなくなったら、次行の右端に、必ず「以上」と書き締めくくりましょう。

履歴書に書く「職歴」のその他のポイント

1:パートやアルバイトの経験がある場合

ポイントとしてはパートやアルバイトであることを明確に記入することです。仕事内容も合わせて記入しましょう。

また勤務時間や頻度についてですが、「(常勤)」や「週○日勤務」と明記しましょう。

2:派遣社員で働いた経験がある場合

派遣先の会社ですが「以下の2社で派遣社員として勤務」などと記載し、その下の欄に派遣先の会社を記入しましょう。

記入例:

派遣会社:○○株式会社に派遣登録

以下の3社で派遣社員として勤務

20××年 6月 株式会社○○商社

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大事な点は派遣社員として勤務したということを明記することです。また派遣で働いていたけれども途中から正社員として勤務になった場合は、「20××年○月 正社員として登用」などと行を変えて書いていきましょう。

3:勤続年数が短い場合の履歴書の書き方

少しでもアピールできる要素は積極的に書いていきましょう。また空白が目立つ場合は、社内研修や新人研修の内容などを書くと社会人としての基礎訓練をしっかりと積んでいるというアピール材料になる場合があります。

4:社内での移動や出向の場合の履歴書の書き方

社内での移動や出向があった場合の履歴書の書き方ですが,「大阪支社 ○○営業所に配属 法人顧客を中心とした営業に携わる」などの文言を入れて書きましょう。

5:倒産やリストラにあった場合の履歴書の書き方

倒産の場合ですが「会社倒産により退職」または「会社都合により退職」と記入しましょう。しかし例え人員整理の為に希望退職をした場合であっても「人員整理のため希望退職」と記載するのは避けた方が良いでしょう。

採用担当者にマイナスイメージをもたれかねないからです。人員整理の為の希望退職の履歴書の書き方ですが、「業績不振による希望退職」や「会社都合により退職」にとどめておきましょう。

6:履歴書に書く「退職理由」の書き方

履歴書の学歴・職歴欄に書く、退職理由ですが、「一身上の都合により退職」と記入してください。採用担当者にプラスのイメージを持ってもらいたいからといって「キャリアアップの為に退職」などと記入するのは避けてください。

履歴書には理由は詳しく書く必要はありません。

また派遣の場合は「契約期間満了につき退職」と記載すると良いでしょう。

履歴書は勤務先形態により「入・退社」の書き方が変わってくる

履歴書に書く入退社の書き方の注意点として、勤務先形態によって書き方が変わってきます。代表的なものを書きにあげますのでしっかりと気をつけて記入してください。

勤務先形態が会社の場合・・・入社・退職

勤務先形態が官公庁の場合・・・奉職・辞職

勤務先形態が会社経営の場合・・・設立・解散

勤務先形態が個人事務所や病院の場合・・・勤務・退職

勤務先形態がフリーランス・個人事業の場合・・・開業・閉鎖

勤務先形態が家事の手伝い(非法人)の場合・・・従事・退職

履歴書に書く「免許・資格」のポイント

免許・資格は基本的に免許・資格を取得した順番に従い記入してください。ただし保有している免許を闇雲に書いてはいけません。ではどんな免許や資格を書くべきか。下記に記していきます。

履歴書に書く免許・資格はあなたの能力を示す客観的な証明となりますので、複数の免許・資格を持っていてもしっかりと取捨選択をし履歴書に記入するように心掛けてください。

1:履歴書に書く免許・資格は業務に関連するものを優先して書く

履歴書に書く免許や資格は基本的に、応募する会社の業務に関連するものを書くようにしてください。ですから、業務に関係ないと思われる資格は、履歴書の他の欄に回すようにしてください。

また、希望職種に合いそうな資格は必ず書いておいてください。

2:履歴書に書く免許・資格でも自動車の免許は必ず記入する

直接的に関係はなくとも普通自動車第一種免許などの普通免許は必ず記入するようにしてください。運転免許は業務に直接的に関係なくとも、仕事に役立てることができる汎用性のある免許です。

ただし自動二輪免許の場合は、業務に関連がなければ、趣味の欄に記入するのが良いでしょう。

3:TOEICは何点以上なら記入しても良いのか

応募する企業によって異なってくるかと思いますが、一般的な会社ならTOEICが500点以上なら記入するようにしましょう。ただし外資系企業など明らかに英語が必要となる職種についてですが、指定があるのならその指定に従って頂き、それ以外では600点以上なら記入するのが無難でしょう。

4:履歴書に取得年月の欄がない場合はどのように書けば良いのか

取得年月の欄がない履歴書も存在します。その場合は、上から順に、仕事に関連の深く、さらにアピールできる資格から書いてください。

5:資格取得を勉強中の場合の履歴書への書き方

TOEICテストなどさらに勉強中の場合は、上段に「TOEICテスト 500点取得」と書き、その下の欄に「現在もTOEICテスト○○○点を目標に勉強中」と補足して書きましょう。

また、履歴書の最下部にある「備考欄」や「その他特筆すべき事項」欄に書くのも効果的です。

6:英語検定や漢字検定、書道などの免許・資格の履歴書への書き方

判断が難しいところですが、客観的な能力を示す為にも、履歴書には、英語検定なら3級以上(外資系は2級以上)、漢字検定は3級以上、書道や珠算などは「趣味・特技」欄、インストラクターなどの資格も「趣味・特技」欄、その他ライセンス等の資格も業務に関係がなければ「趣味・特技」欄に回すようにしましょう。

履歴書に書く「趣味・特技」のポイント

履歴書には趣味と特技を書く欄が設けられていますが、あなたの人間性を知る為や、面接の最中の話題づくりの一貫として役立ちます。

ですので、趣味・特技欄で採用が大きく左右されることはありません。ただし、採用担当者との接点をつくるひとつの糸口となりますのでしっかりと記入していきましょう。

履歴書に書く、趣味・特技欄について、いくつかポイントを記入しますので履歴書作成に役立ててください。

1:具体的に「趣味・特技」を記入する

趣味・特技欄は履歴書においてさほど重要な位置をしめていません。ただし、書き方によっては、あなたの人間性や積極的な姿勢を採用担当者に示すことが出来ます。

ただしその際は具体的に「趣味」や「特技」を記入するようにしてください。

例えば「読書」と書くのなら、どのようなジャンルの本を読むのか、また最近読んだ本のタイトルなどカッコ書きで記入するとより具体的にみせることが出来ます。

ただし気をつけたいのが、あなたが応募する業界や業種によっては、小説などはかえってマイナスの評価を受ける場合があります。例えばコンサルタントの職種ですと、小説などではなく、ビジネス系のジャンルの本を記入すると話のネタにもなりやすい場合があります。

2:履歴書の趣味・特技欄には必要以上に細かく書かない

具体的に書くのは良いのですが、必要以上に具体的に書くと採用担当者にかえってマイナスイメージをもたれてしまいます。履歴書の趣味・特技欄は、あなたの人間性と、素顔を採用担当者に伝える場所ですので、必要以上に細かくは書かないようにしてください。

どの程度にとどめておくべきかについてですが、例えば「英語(学生時代から英会話スクールに通っているので日常会話を話すことができます)」や「音楽鑑賞(80年代の音楽が好きで、その年代の音楽をよく聴いています)」など、最小限にとどめておくのがいいでしょう。

3:履歴書の趣味特技欄を空白にしない

趣味や特技が一切ない場合も、必ず記入するようにしてください。空白はマイナスイメージを持たれることがあります。

基本的に履歴書に書く情報は、仕事に関連するものが優先されますが、趣味特技欄は、仕事に関連しないものでも記入してかまいません。

4:ギャンブルなどの趣味は書かない

履歴書はビジネス文書です。競馬やパチンコなど、ギャンブルの類いや、明らかにビジネス文書としてふさわしくない内容の趣味の記載は避けましょう。

また誤解をうむような表現も避けてください。

履歴書に書く「健康状態」のポイント

履歴書によっては健康状態を記入する欄があります。一般的には「良好」として記入していきますが、定期的に通院されている方は、「通常業務に支障なし(ただし、半年に一度午前中にお休みを頂くことがあります)」など、採用担当者にわかるように記入しましょう。

履歴書に書く「自覚する性格」のポイント

また、履歴書によっては「自覚する性格」を求められる場合もあります。この場合は客観的、かつ具体的な性格を書くようにしましょう。

ポイントとしては相手に分かるように書くことです。書き出しとしては、「他人には○○と言われることが多い」とはじめ、続けて「私自身も○○と思っており、前職では○○な結果を残してきた」などと書くとベターです。

履歴書に書く「志望動機」のポイント

履歴書で「学歴・職歴」欄の次に重視されるのが「志望動機」です。志望動機の欄でよく見られるのが「自分の経験と能力が行かせると思った為」という文言です。

しかし、これでは具体性がありません。最低でも、一体どのように、役立てられると思ったのか、具体的にどういう部分において能力が行かせると思ったのかなどについて言及していきましょう。

1:なぜ応募先企業なのか

採用担当者が一番に知りたいのは、やはり「なぜ、たくさんある企業の中から弊社を志望したのか」ということです。

具体的に言うと採用担当者がみているのは、あなたがその会社で何をしたいのか、何を実現したくてその企業に応募したのか、なぜうちの会社でなくてはならないのか、という部分です。

応募者にとっては非常に難しい質問のひとつでもあります。

志望動機の書き方のポイントとしては、経験やスキル、総じてキャリアを応募先企業でどのように活かすことができるのかという部分を、企業が求めている人物像ならびに、スキルと接点を交え記入していくことです。

採用担当者の心に響く志望動機をつくるためには、あなた自身がしっかりと「なぜ応募先企業なのか」ということをきちんと整理しなくてはなりません。

・自分との接点を発掘する

志望動機を書く上でのポイントとしては、志望先企業との接点を発掘することが大事です。どのような点を魅力に感じたのか、どのような能力やスキルを活かして応募先企業の役に立てるのか、応募先企業は業界の中のどのような部分が強いのか、何がしたくて応募先企業へ応募したのか、などあらゆる視点から発掘してください。

・未来を感じさせるように意識する

中途採用の面接では、スキルや経験が重視され、また注目されます。

「これまでどのような仕事をしてきたのか」から、その経験を活かし応募先企業で「どのようなことを実現したいのか、どのようなことを実現できるのか」を論理的に説明しましょう。

以前も述べましたが、転職はマッチングですので利害が一致すれば、ほとんどの企業に入ることができる可能性があります。

ですから、志望動機を述べる上では、常に企業のニーズをきちんと見極め、自分のスキルを発掘し、企業のニーズに応えられるような動機に変換して作成していきましょう。

2:志望動機はマニュアルを参考にしない

採用担当者は必ずと言っていいほど、マニュアル本を読んでいます。ですからマニュアル本にあるような志望動機を採用すると必ずバレます。

必ずあなたのオリジナルの志望動機を作成してください。

3:曖昧な表現ではなく具体的な表現に置き換える

例えばよくみられるのが「貴社の将来性に魅力を感じたため」や「貴社で今までの経験を活かしたいと感じたため」などの志望理由です。

言いたいことは分かるのですが、非常に曖昧すぎる表現の為、採用担当者の心には刺さりません。具体的にどのような部分に将来性を感じたのか、具体的にどのような経験を活かすことが出来るのかまで突き詰めて考える必要があります。

4:自分の言葉で表現する

いうまでもありませんが、志望動機はあなた自身が会社を選ぶに至った動機です。決して他人からの表現を引用したり、コピーをするなどしないでください。

また必ず面接の場でもきかれますので、志望動機は必ずあなたの言葉で書くようにしてください。

採用担当者は志望動機で何を知りたいのか?

採用担当者が志望動機で知りたいのは主に3つです。

1:なぜうちの会社なのか

2:活かせる経験やスキルは何か

3:入社して何がしたいのか

志望動機で採用担当者が主に見ているのは以上の3つです。なので、志望動機を書く時は必ず以上の3つの理由が組み込まれているのかを意識して書くようにしてください。

以上の3つの理由を考える上でのポイントを下記に整理しておいたので必要に応じてご参考ください。

1:「なぜうちの会社なのか」を書く時のポイント

なぜその企業に応募したのか・・・ときかれるとなかなか応えづらいかもしれませんが「どこにひかれたのか」ときかれると案外スムーズに応えられると思います。

このように応えに困った時は、言葉を変えて自分に質問するようにしてみてください。

2:「活かせる経験やスキルは何か」を書く時のポイント

今までの、どんな経験やスキルが応募先の企業で役立てそうかと質問を置き換えて考えると良いと思います。

3:「入社して何がしたいのか」を書く時のポイント

もし考えても出てこないようであれば、応募先企業で、将来何がしたいのかという言葉に置き換えて考えてみてください。

履歴書に書く「本人希望記入欄・備考」のポイント

本人希望記入欄は一般的には「給料」「職種」「勤務時間」「その他留意事項」について書く欄とされています。

しかし現在ではあまり積極的に「給料」や「勤務時間」などについて書くことをお勧めしていません。なのでどうしても伝えておきたいことや、譲れない条件がある場合に書くようにしましょう。

ただしケースバイケースですが「職種」については書いた方が良い場合もあります。応募先企業によっては複数の職種で募集をかけていることが多いですから、その場合は採用担当者が間違えない為にも職種を明記しておいた方が良いと思います。

また履歴書で伝えきれなかった補足(キャリアにブランクがある場合etc)などの情報を書き込むのにも利用してください。

「希望給与額」の欄があった場合ですが一部職種を除いて、あまり積極的に記入することはお勧めしません。「貴社規定に準じます」などと記載しておいた方がベターでしょう。

履歴書の「本人希望記入欄」には2つの使い方がある

履歴書の本人希望記入欄ですが以下の2つの使い方があります。

1:希望や条件を書き込む

2:通信欄として書き込む

希望職種や希望勤務地を書く場合ですがあまり細かく書くと採用担当者にマイナスイメージを与えてしまう場合があります。

ですのであくまで必要最低限にとどめるようにしてください。また希望だけではなく、全国へ転勤可能の場合はこちらが出せる条件を記入し、求められる年齢層よりもオーバーしていると見られる場合は、条件をクリアしていないことは承知の上での応募であることと、経験をアピールする為に職務経歴書への誘導を心掛けてください。

また日中なかなか連絡がとれない場合は、その旨を記載した上で、連絡が取れる時間帯を書いたり、職歴にブランクがある場合はその理由などを記載したりすると良いでしょう。

しかしその場合は、あまり言い訳がましい印象を持たれないように気をつけるようにしましょう。なおブランクについての言及は無理にする必要はありません。特別な理由がある場合に限ってください。

書類選考を突破する履歴書の書き方のまとめ

現在の中途採用は職務経歴書に重きがおかれているので、履歴書にそこまでこだわる必要はありませんが、だからこそ他の候補者と差を付ける為に正確に記入するように心掛けてください。

履歴書に書く内容は淡々と事実を書くようにしてください。

履歴書に書くことができない、細かい詳細やアピール材料については職務経歴書に書くようにしてください。

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